これって一体どんな特徴のある住宅ローンの種類なんですか?
良い点や悪い点は何?
「金利が上がったときの不足した分を、金利下降時に当てる」といった仕組みのローンです!
メリットとしては「情勢により金利が上昇してしまったとしても、変動金利よりもリスクが低い」ということです。
デメリットは「変動金利と比べて高金利になりがち」ということですね。
★このページの目次★
キャップローンの主な特徴とは?
住宅を購入するために多くの人は銀行などの金融機関で取り扱っている住宅ローンを利用し、夢のマイホームを手に入れています。
非常に高額な買い物となるため、一括で支払うのは困難なため、この住宅ローンは私達の幸せな生活を支えてくれる重要な存在と言えるでしょう。
そんな住宅ローンを組む際に、必ずと言っていいほど聞く言葉が「キャップローン」です。
このキャップローンというのは、将来的に金利が上昇してしまった時でも、返済額が過剰に高くなってしまわないように算出が行われる変動金利制の住宅ローン、または不動産担保ローンのことを言います。
固定金利は確かに金利上昇時にリスクはありませんが、下がった時にもその影響を受けることがありませんので、変動金利型よりも高く支払いを続けていかなければならいケースがあります。
例えば、変動金利型の場合、今現在貴方が不動産ローンを利用していたとして、金利が大きく上昇してしまった月は、通常の返済額にその上昇した金利分が加わり、支払金額が大きくなってしまいます。
しかし、キャップローンの場合は、毎月返済をする必要のある金額の上限が一定額となることから、どんなに金利が上昇してしまったとしてもリスクを軽減することが出来ます。
つまり「ろうきん」等が取り扱っている上限金利特約付き変動金利がキャップローンであり、「キャップ(上限)付きのローン」ということになります。
逆に金利が下がった場合には、金利の平均月よりも多少多く返済をすることが出来るため、金利上昇時に不足した返済額をこの時に返済するように設定をすることが可能です。
簡単に言ってしまえば、「金利上昇時に不足した返済額分を金利下降時に充当する」という仕組みです。
このようにキャップローンを利用することで、毎月支払う住宅ローンや不動産担保ローンの返済が一定額になりますので、普段の生活に必要なお金を確保しつつ支払っていくことが出来るのです。
最近では日本における住宅ローンや不動産担保ローンでは、殆どのケースでこのキャップローンが採用されています。
キャップローンのメリット・デメリット!
「生活設計を立てながら余裕を持って住宅ローンの返済できる」のがキャップローンの大きなメリットですが、デメリットがあることも忘れてはいけません。
皆様の中には、変動金利をそのままにして返済額が増えてしまうリスクを極力抑えるために、上昇していく金利に上限が決められている「上限金利付き変動金利」であるキャップローンを優先的に検討される方も多くいらっしゃるかと思います。
しかし、金利が上昇していくことにストップラインを引くことの出来る一方で、変動金利と比較をして高金利になることから「必ずしもオススメ!」とはハッキリと言えません。
このデメリットを抑えるために、住宅ローンの全てを変動金利に設定することなく「半分の50%を固定金利で借入をする」といった、2つの異なるタイプの金利を選択することが出来る「ミックスローン」を選ぶのもオススメです。
実際に住宅ローンを利用している銀行マンの多くは、このミックスローンを選ぶ人が多い傾向にありますので、変動金利のリスクを抑えるために有効的な方法と言えるでしょう。
他にも、考え方によりますが、変動金利のまま変更することなく別の住宅ローンに借り換えをするのも有効な手段です。
過去に住宅金融支援機構が行った借り換えの実態調査によりますと、ここ数年で変動金利型で借り換えを実施する人が増加しているそうです。
このようにキャップローンにはメリット・デメリットがありますので、他の方法も検討しつつ、ご自分のライフスタイルに見合った方法で計画的に返済をしていくことが大切なのです。
確かに金利が急上昇したとしても、リスクが低めなのはイイですね!
ただ、若干金利が高いとなると、そのときの経済情勢をよく考えてローンを組まないと、損なのか得なのかはなんともいえないですね汗
ご自分の状況や経済情勢を把握した上で普通の住宅ローンかキャップローンかを決めないと必ずしもお得とはいえませんね。
よく見定めてローンを組むようにしましょう。