審査基準は厳しいほうなの?
ちょっと難しいかも知れませんが、詳しく説明していきましょう!
プロパーローンのメリット・デメリットは?
銀行や信用金庫などの金融機関というのは、企業への融資、起業資金融資、そして住宅ローンや教育ローン、個人の借入など様々な資金調達における大切な役割を持ち、今の世の中では必要不可欠な存在と言えます。
都市銀行のみずほ銀行やりそな銀行、そして地方銀行である北國銀行や十六銀行、但馬銀行など数え切れないほどの銀行が私達のビジネスや生活をサポートしてくれます。
そんな銀行で取り扱っているローンの一つに、プロパーローンと呼ばれる商品があり、簡単に言ってしまえば「自社にて調達をした資金を、自社におけるリスク負担により信用情報のみで貸し出すローン」のことを言います。
このプロパーローンには提携する保証会社や保証人は付かず、銀行独自で利用者に対しての信用度を判断し融資を実行することになります。
銀行が判断を誤り、万が一返済が怠ってしまった場合、保証会社がその穴埋めをしてくれませんので、全て銀行の損失となってしまいます。
このことからプロパーローンで融資を受ける際のデメリットとして、店舗に足を運び長時間かけて審査を行うことになりますので、審査基準そのものが非常に厳しいということです。
銀行は基本的に簡単な判断でプロパーローンを認めて融資を実行するようなことはなく、融資を実行してもらうためには相当な信用力が必要で、それなりに時間もかかってしまいます。
ですので銀行との取引を長年積み重ねていき、その上で事業の実績を出していかなければ、プロパー融資の対象にはなりません。
ただ審査に通過し、プロパーローンでお金を借りることが出来た場合には、「利率が低い」「大口の融資可能」といったメリットを受けることが出来ます。
プロパーローンの金利は高いの?利率は?
では具体的なプロパーローンの金利についてですが、先述の通り低金利だということが大きなメリットの一つです。
様々な金融機関のプロパーローン利率を調べてみましたが、概ね年利2%前後であることから他の融資商品と比較して圧倒的に低いことがわかります。
消費者金融のキャッシングや銀行系カードローンというのは、法律で決められている最大金利の18%ほどに設定されることもあることから、プロパーローンの金利が非常に低く設定されていることがわかるかと思います。
プロパー融資の審査基準は厳しめ!?
それでは最後にプロパーローンの審査基準について簡単にご説明させていただきます。
低金利でまとまったお金の借入が可能で、しかも保証会社が付かないので必然的に甘い審査基準ではなく、非常に厳しい審査に通過しなければいけないことはご理解いただけるかと思います。
緩い審査で簡単に融資を実行してしまうと、銀行は貸し倒れのリスクが高まるので当然ですね。
審査で最も重要視されるのが税引した後の当期利益となり、この数字が大きければ大きいほど融資実行の可能性が高くなります。
また現預金残高と流動比率についても、多いと有利になるようです。