歯医者さんってローンとかはないんですかね…?汗
カードローン会社がデンタルクリニックと提携し、ローンを組むことが可能です!
デンタルローンは条件を満たせば「医療費控除」も適用される場合があるので、かなりオススメですよ!
ただし、デンタルローンは審査基準は少し厳しい傾向があるので注意しましょう。
★このページの目次★
デンタルローンの特徴は?
歯科医院における一般的な治療でしたら国民健康保険があることから一部自己負担のみで済みますが、自由診療となると全費用を負担しなければいけません。
例えば歯の矯正治療やインプラント治療などを歯科クリニックで受ける時です。
何十万~何百万とかかってくるこれら治療の金額は、ある程度生活に余裕のある人でなければ一括で支払いを済ませるのは困難でしょう。
そこで利用するのが医療ローンの一つである「デンタルローン」です。
デンタルローンというのは、クリニックが信販系のカード会社と提携し、治療費をカード会社が立て替え払いをしてくれるサービスです。
そして利用者はカード会社に対して毎月分割して支払いをしていくことになります。
支払い時には各カード会社が定める金利も一緒に返済しなければいけませんが、デンタルローンを組むことで一括支払いをする必要が無くなります。
デンタルローンの中には「銀行」が提供しているものもあります。
代表的なもので言えば、新生銀行グループの「アプラス」が行っているデンタルローンです。
アプラスのデンタルローンの特徴としては、保険外診療に対応しており、最大で84回の分割支払いまでOKとなっています。
「インプラント治療が数万円で受けれる!」っといった激安をアピールしている広告をよく見かけますが、利用するのはちょっと待ってください。
平均40~50万円程度必要なインプラント治療が果たして数万円で本当に可能なのでしょうか?
安い素材を利用していたり、インプラント治療における一部の料金かもしれません。
身体に埋め込む治療ですから、安さに釣られないようにご注意ください。
さて、そんなデンタルローンにはいくつかのメリットがあります。
例えば各社によって異なりますが、最大で概ね84回払いが可能だということです。
ゆとりある返済回数で、経済的に大きな負担になることも無いでしょう。
そしてデンタルローンの利用限度額についても500万円程度まででしたら対応してくれます。
高額になれば分割払手数料も優遇されるので大変お得です。
ただし誰でも簡単にデンタルローンを利用出来るワケではありません。
クレジットカードや目的ローンなど、どのような金融商品にも言えますが、利用するためには「審査」に通過する必要があります。
デンタルローンの審査基準は甘い?それとも厳しい?
デンタルローンの審査基準についてですが、信販会社により異なりますが、まず「満20歳以上で安定収入がある方が審査対象」となります。
ちなみに、デンタルローンには担保や保証人・連帯保証人は必要ありません。
また、主婦や年金受給者でも利用出来る信販会社が多いです。
ただし、審査結果によっては保証人・連帯保証人をつけなければいけないケースもあるのでご注意ください。
こう考えますと、「デンタルローンの審査は甘いのではないか?」と思ってしまうかもしれませんが、残念ながら審査基準決して甘い基準ではありません。
いわゆる「銀行系カードローン」と呼ばれる個人向けのカードローンも審査は厳しいですが、デンタルローンに関してもほぼ同等の審査基準で「むしろ審査は厳しい」と言われています。
全体的には銀行系カードローンの方が金利は高い傾向にありますが、利便性を考えるとデンタルローンを利用するよりも、自由に使うことの出来るお金を借りれる銀行系カードローンの方が良いかもしれませんね。
それか、比較的審査が厳しくない消費者金融のカードローンもオススメです。
未成年の学生がデンタルローンを組む場合は?
18~19歳の学生さんが「歯の矯正などのデンタルローンを組みたい」となった場合、「親の名義でデンタルローンを組む」か「親の承諾書が必ず必要」かのどちらかとなります。
そもそも未成年の学生であれば、デンタルローンに限らずどんなローンでも本人契約でローン組むことはできません。
したがって、親名義のデンタルローンになるか、ローン会社によっては親の承諾書があれば未成年の本人でも契約ができるといった形になります。
一応、学生さんでも20歳以上でバイトをしていれば「安定収入がある」とみなされますが、デンタルローンは高額ローンのため、学生では審査落ちになることが多いようです。
そもそも20歳以上だとしても、学生さんではデンタルローンを本人契約できないローン会社もあるので注意しましょう。
このように、未成年者であれば「親名義でデンタルローンを組むしかない」というのが現実的なところといえるでしょう。
ブラックでも組めるデンタルローンはある?
借金返済が何度も遅れている人や、複数社にわたりお金を借りている人のことを「ブラックリスト」と呼ぶことがあります。
⇒ブラックリストについてはこのページを参照に
このブラックリストに認定されてしまうと、基本的にどのようなローンも組むことはできず、もちろんデンタルローンを組むことも不可能となります。
ブラックリストになると「信用情報機関」に登録され、仮にデンタルローンの審査を受けたとしても、情報を照合されて必ずバレます。
この信用情報機関では、過去の返済遅延の回数や現在の借金数などはすべて記録されており、あまりにヒドイ経歴であればブラックリストでなくともデンタルローンの審査には落ちます。
このように、ブラックであればデンタルローンを組むことはできず、必ず審査に落ちるので注意しましょう。
デンタルローンの治療費は医療費控除の対象になる!
最後に、デンタルローンについて覚えておきたいことがあります。
あまり一般的に知られていないことですが、「インプラント治療は医療費控除の対象になる」ということです。
この医療費控除というのは、自分自身はもちろんのことですが、一緒に住んでいる家族のために一年間を通じて医療費を10万円以上支払った時に、決められた一定金額を所得金額の中から控除することの出来る制度のことを言い、経済的負担を和らげることに繋がります。
一年間の間に支払いをした治療費と総所得金額に応じ所得税が軽減されることになります。
ただし、医療費控除を申請するためには、必ず領収書を提示する必要がありますので、治療をした時にクリニックから受け取った領収書はきちんと保管しておくようにしましょう。
領収書を提示しなければ、原則としてデンタルローンで支払う金額は医療費控除の対象にはなりませんので十分にご注意ください。
デンタルローンなら「インプラント」などの高額医療費であれば医療費控除の対象になる場合があるんですね!
これはかなりおいしいかも!
また、デンタルローンの審査に通過できなければそもそもデンタルローンは組めませんので、過去にブラックな金融履歴があるという人は審査は厳しいものになるので十分に注意してください。