でも、またちょっとお金が必要になってしまったので、できれば新たにキャッシングをしたいです。
しかし「総量規制」という法律に違反していると借りられないと聞きました。
総量規制って具体的にどんなものなんですか？私は違反しているんですか？
ちなみに、年収は300万円ほどです。
アナタの場合、既に年収の1/3の借り入れを行ってしまっているので、借金の金額を減らさない限り消費者金融などの貸金業者では、新たにキャッシングはできませんよ…。
そもそも総量規制って何ですか？
消費者金融のカードローンというのはいくらでもお金を借りれるというわけではありません。
日本の法律では「総量規制」の枠を超えてしまうとお金を借りることはできないからです。
では、この「総量規制」というのはどのような法律なのでしょうか？
簡単に言うと『借り手の年収の1/3以上は、貸金業者はお金を貸してはいけません！』という法律です。
※一部除外または例外となる場合の借り入れもあります。
例えば年収300万円のＡさんが「消費者金融２社から100万円」を借りていた場合、これは既に「年収の1/3の金額」になってしまいます。
そのため、もう新たに他の消費者金融からは借入することはできないという感じになります。
2006年12月に貸金業法が成立し、2010年6月18日に施行された総量規制。
この総量規制という法律は「消費者金融でキャッシングしすぎて、生活が破綻しないように」と作られました。
当時、武富士などの消費者金融が多く登場し、簡単にお金を借りることができるようになって来ました。
そのため、お金に困っている人が消費者金融やサラ金業者で借りすぎてしまい、自己破産などの生活破綻を起こしてしまうことが社会現象として問題になっていたのです。
そこで政府は貸金業法を成立させ総量規制という法律を設けました。
この総量規制により、「消費者金融でのカードローンによる借りすぎ」を止めようとしたわけですね。
そのため、今でも総量規制に違反する場合の融資は、法律では認められていません。
仮にカードローン会社（消費者金融やサラ金など）がこれを違反し貸付けをしてしまうと、罰金や懲役等の処罰を受けなくてはなりません。
消費者金融や貸金業者としては、最悪、「営業停止・倒産」などのリスクも出てくるようになったのです。
そのためカードローン審査というのは、決して「緩い・甘い・通りやすい」といったものではなく、貸金業者も必死に審査申込み者の情報を調べてくるというわけなのです。
余談ですが「借り手」が総量規制を超える借入ができたとしても、罰則・罰金などの法的処罰を受けることは無いそうです。
結局、お咎めお受けるのは消費者金融側のみとなるため、貸すほうは必至なわけなのです。
総量規制は主に消費者金融系のカードローンで適用される！
では、総量規制というのはあらゆるカードローンでのキャッシングに適用されるのでしょうか？
実はこれ、主に「貸金業である消費者金融・サラ金業者・個人金融屋」からお金を借りる場合に適用されることが多いのです。
つまり、貸金業ではない銀行系カードローンなどには総量規制の対象になりません。
さらに銀行系カードローンは金利も低いので、人気があるというわけです。
その他、総量規制が適用されないローン・キャッシングなどもあるので、詳しくは「総量規制が適用されないで除外・例外される場合はある？」のページも参考にしてみてくださいね。
このように、一概に総量規制といってもすべての融資やキャッシングに適用されるわけではないのです。
「消費者金融などのカードローンには適用される」といった認識で問題ないでしょう。
総量規制で借りれない場合は、まずは借金完済を！
働いていて毎月ちゃんと返せる返済能力があれば、いくらでも借りれるというわけではないんですね汗
じゃあ私の場合は、さらにキャッシングするということはできないんですね…泣
しかし他社借入などをしている場合、銀行系カードローンでの審査はかなり不利といえるので、借りることは難しいかもしれません。
ただし、こちらも複数社の借り入れがあると審査に不利なので、まずは「借金を完済する」ということが一番オススメですね。
無駄遣いしないように節約してまずは借金ゼロを目指します。
トホホ…。
